教育費問題を解決!幼稚園から大学までの教育費はいくら必要か?|必要貯蓄額を徹底解説ーミタゾノ

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子供を持つ親の教育費の不安感を取り除く

■幼稚園から大学までの教育費

■必要教育費貯蓄額早見表

■国立大学自宅通学で、幼稚園から高校まで公立学校の場合

■幼稚園から大学までの年間教育費早見表

■まとめ

 

こんにちは。クリオネです。みなさんは、子供を大学に出したいと考えていますか?「大学を出す理由」について考えてみると、「子供が良い会社に入れる確率が上がる」→「お金に困らない人生を歩める確率が上がる」ということになるかと思います。実際、子供がサラリーマンになったとすると中卒、高卒、大学卒で初任給額は違いますし、昇給率も変わります。そして、出世できる限界も変わって来るのが日本の現実です。

私は、「子供が大学に行きたいと望んだらいかせてもいいかなぁ」ぐらいであまり子供の進学のについては真面目に考えていませんでした。そうそう、我が家は、「妻、小学2年生(8歳)、幼稚園年少(4歳)、クリオネ」の4人家族です。まだ子供が小さいのであまり考えていなかったというのが本当のところです。

気が早いとは思ったのですが話の流れで、妻と子供の進学について話し合いました。結論として、我が家は2人とも「大学を出す。」ということで話がまとまりました。「妻が決めてた?」。我が家がその結論に至った主な理由は、今の大学進学率は50%台と半分の子供は大学に進学しているし、子供の人生を良い方向に向ける確率は、確かに上がるということで最終的に意見が一致しました。

そして、子供の教育費について調べてみるると、驚愕の事実に気付いてしまったのです。我が家はすでに、危機的状況であることに…。今、子供を大学に出してやろうと思っている家庭で、教育費の準備を考えていなかった人は、ラッキーです。この記事で気が付くことができます。そして行動してください!!では子供の教育費がどれくらいかかるか?教育費を準備する方法について見て行きましょう。

 幼稚園から大学までの教育費総額

子供が、幼稚園から4年生大学を卒業するまでの教育費がどのくらいかかるか皆さん知っていますか?次の表に「幼稚園から高等学校まで公立学校に進学」、大学は4年生大学で「国立大学、私立大学(理系)、私立大学(文系)」のいずれか、通学形態が「一人暮らし通学、自宅通学」のいずれかの場合の、日本の平均的な教育費をかけたときのそれぞれの総教育費を示します。

私立大学は大学によって授業料が異なりますが、平均的な私立大学の授業料としています。一番安い国立大学自宅通学としても、1,104万円、いちばん高い私立大学(理系)一人暮し通学は1,705万円になります。この高額なお金を子供が22歳になるまでの短期間で支出することになるのです。

しかも我が家の場合は、子供が2人なので、2倍の費用がかかることになります。この時点で、「もう無理だ~」と諦めたくなりますが、気を失わないようにして検討を進めます。

幼稚園から大学までの教育費の内訳 (高校まで公立学校に進学した場合)

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高い!高い!高いですね…これは、幼稚園から高校まで公立学校に進学した場合なので、高校までのどこかで、私立に行った場合はさらに高額になります。どうしてこんなに「教育費」が高いのか?本当に疑問です。

裕福な家の子供でなければ、良い教育を受けて、良い仕事に就くことが難しいと言われている「生まれながらの格差」があるというのは、この教育費総額を見ると事実と言わざるを得ません。産油国ではない、デンマークが教育費が無料であることを考えると、日本の教育費制度に疑問を持つことを私たち親は忘れてはいけないと思います。

とは言ってもですが!自分が政治家にならないと現在の教育制度は変えられないし、日本という島国の中で人生ゲームをせざるおえない一般人は、汗水流して子供のために教育費を稼がないといけないのです。では次に上の表の教育費をもう少し噛み砕いて、内訳を見て行きましょう。

幼稚園から大学までの教育費の内訳

前項の表の教育費の総額を見ても、正直、実感が湧かないのではないでしょうか?総額だけ見せられても、例えば子供が高校卒業までに教育費をいくら使って、大学入学までにいくら貯めておかないといけないのかは分かりません。そんな方のために、次に前項の表の教育費総額の内訳を示します。 

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幼稚園から高校まで公立学校に通学したとして541万円かかります。この541万円は学校内教育費の、「給食費、修学旅行費、文房具代、制服代、その他」、学校外教育費の「家庭内での教育費、文房具、家庭教師、学習塾費、その他」が含まれたものです。日本の親が子供1人にかける高校までの平均的なすべての教育費という理解で問題ありません。

大学費用の内訳は、①「大学受験費用」、②「大学生活費」(自宅通学の生活費or一人暮し生活費)、③「大学授業料(入学金、施設使用料含む)」ですが、この3つを考える必要があります(考慮していない費用としては、大学のサークル活動など、大学生活をEnjoyする費用、自動車免許取得費用などは含まれていません。)。

大学受験費用は、自宅から大学までの距離(移動手段)、何校受験するかで決まります。最低30万円は準備しておきたいという金額です。特に地方から関東圏内や、遠くの大学の受験を考えている方は注意が必要な費用です。
大学生活費が、実は、大学費用で最も高額になる費用だ。一人暮しでは615万円もかかる。このお金も準備しておかなければ、すぐには準備できない金額なので絶対考慮しておかなければならない。
大学授業料は、国立大学が最も安いが、入学金も合わせて4年で243万円かかる。最も高額なのは、私立(理系)で、522万円(私立大学は学校によって授業料が異なることには注意)。ここで気が付いたのが、実は国立大学が最も教育費が安くなるわけではないということです。一人暮し費用が高額なため、一人暮しした時点で相当な家計負担になります。上記の表内の大学費用総額を安い順に並べ直すと

①国立大学 自宅通学
②私立大学(文系)自宅通学
③私立大学(理系)自宅通学
④国立大学 一人暮し
⑤私立大学(文系)一人暮し
⑥私立大学(理系)一人暮し

となります。④国立大学一人暮しよりも 「自宅通学の私立大学(文系)(理系)」の方が大学費用の合計は安くなることがわります。ここに気付けたのは今回の検討をしてみた一つの利益かもしれません。大学費用を貯める計画をするときに、子供がどの大学進路で進むのか予想できません。我が家の場合、子供は、まだ8歳と4歳ですからわかるはずがありません。

ですが、1千万円単位の教育費を準備するには、長期で積み立てていくしかありません。④の「国立大学 一人暮し」の費用を大学入学までに貯めておけば、私立大学(文系)、(理系)でも自宅通学であれば卒業させることは可能です。ですから我が家は、

「国立大学 一人暮し」を想定した教育費総額1,428万円を教育費に使うとして、高校までに541万円使い、子供が大学入学時に、教育費用貯蓄口座に887万円残額が残っているようにすることを目標にしました(受験費用30万円含む)。

「息子よ!!お前には、1,428万円教育費をかけるからしっかり勉強するんだぞ!!」と本人にプレッシャーになるようなことは言いませんが、1,428万円準備する決意表明の意味を込めてブログでは言っておきます。

だいぶ検討が長くなってきましたが、ここで終わってしまっては、ただの「教育費は想定以上に高いが頑張って貯めるよ!!」の決意表明で終わってしまいます。それではせっかく検討してきた意味がないので、ここからは教育費をどうやって貯めていくか検討します。少し長くなりますがお付き合いお願いします!!

そういえば、我が家の子供は2人、我が家の教育費総額は2倍の2,856万円!!?(T T)orz 家が建つ…

教育費の積立額を決める

ここからは、 「子供1人が国立大学に進学し、一人暮しをする」ことを想定した、幼稚園から大学までの教育費1,428万円をどうやってためるかを検討しまます。「子供が小さいころから教育資金を貯めたほうが良い」とどこかで聞いたことがありますが、これまでの検討で、本当の話なのは良くわかりました。なんせ教育費総額が1,428万円ですからね。

お金を貯める裏技はありませんので、毎月いくら貯めれば、子供が高校を卒業するまで教育費541万円を使いつつ、大学費用887万円を貯められるのか、合計1,428万円準備するための積立月額を検討します。まずは積立期間ですが、教育費が高額なので、生まれてまもなくから教育費を積立て始めるとします。

ここでは、子供が生まれて初めてくる3月からとしましょう。積立が終わるのが大学入学前月の3月とするので約18年積み立てることになり、積立期間は217ヶ月となります。では次に、月々の積立額がわかる表を示します。

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我が家が決めた、「国立大学1人暮らし」の月々の積立額は6.6万円(子供1人分)、年79.2万円積み立てることになります。長期間で積み立てているにも関わらずものすごい高額です。一般人の我々には、住宅ローンと重なると月々この貯蓄額を貯金していくのはかなり難しいですね。ボーナスを充てるしかなさそうです。

しかも!!我が家の場合は子供が2人なので、月々13万2,000円、年間158万4,000円積み立てる必要があります。

無理!無理!無理!無理!無理!無理!無理!無理!無理!

すみません我を忘れてしまいました。我が家のことは置いといて…話を進めましょう。(´Д⊂グスン… orz

次に、検討するのは、現在の子供の年齢に対して、教育費を今いくら貯蓄していないといけなかったのかを検討していきます。我が家は教育費準備の出遅れ家庭です。毎月6.6万円なんて積立貯蓄していませんでした(そうだ、2人なので13.2万円か…)。

教育費積立口座額推移

 次に、幼稚園から高校まで公立学校で日本の平均的な教育費用541万円をかけていき、大学は国立大学に進学、一人暮しで通学した場合の月ごとの、教育費口座の推移を見て行きます。縦に長い表にになり申し訳ないですが、この表はとても重要なので見て行きましょう。あなたの教育費貯蓄額が、今現在足りているのか一発で分かります。 みなさんの教育費が足りてるのか?足りていないのか?足りていないならいくら足りないのか知ることができます!!

 あなたの子供の年齢、または学年と、今現在、何月かを確認頂表をごらんださい。右端の口座残高が月々6.6万円を貯蓄していき、日本の親が使う平均的な教育費541万円を高校まで使用しながら貯めた教育費貯蓄残高です。あなたの子供の年齢と照らし合わせてあなたの教育費は足りていますか?

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我が家の場合は8歳と4歳の息子が2人で、今は【2月】ですから

小学校2年生(8歳)の教育資金口座残高 506.3万円
幼稚園年少(4歳)の教育資金口座残高 297.5万円
合計803.8万円、教育費貯蓄口座にお金がないといけないことがわかります。今現在、我が家の教育費用の貯蓄額は、主に子供手当を貯金した200万円ほどですから、603.8万円も足りていないことが分かりました!!!!!orz

まとめ

みなさんの教育費足りていましたか?我が家は全く足りていないことが分かりました。600万円ですからね!!幸いなことに、子供が大学に入るときの年齢は18歳ですから、我が家の場合は、まだ時間があります。これからは節約生活をして、早期に上表の口座残高に追いついて安心したいと思います。 今回は、「教育費が足りないことに気が付けた」ことに価値があった考えています。もしも、大学入学間近まで気が付かなければ、手の打ちようがなくなりますからね。みなさんも気付いたときがスタートです。

Ans

子供の教育費は高いとは分かっていましたが、それを具体的な金額にまで、落とし込んで検討することは、ほとんどの家庭で行われていないのではないでしょうか。中学生ぐらいになってから貯め始めたのでは、1,000万円単位の教育費を準備するには遅すぎます。子供が生まれてすぐに積立を始めたとしても、今回検討した比較的教育費が安い進路でも、子供1人につき、月々6.6万円も積み立てる必要がありました。

まずは、上表を参考に自分の家庭の教育費の状況を確認し家族で話し合いすることが、教育費で失敗しないための一歩です。お互い頑張って行きましょう!

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