※必読※幼稚園から国立大学自宅通学で卒業させるまでの教育費総額とリアルな貯蓄法|教育費不安の解決ーミタゾノ

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いまから大学資金を貯めたいけれどいくら貯めればいいの?

こんにちは、ミタゾノです。この記事は「いまから大学資金を貯めたいけどいくらためればいいの?」という疑問を持ったあなたの教育費不安を解決するために書いています。必要な教育費貯蓄額が分かったら、働いて稼ぐことに集中できる。人は目標がないと頑張れない生き物です。到達しなければならない目標額が決まれば、あとは子供の将来のために貯めるだけ!子供のために頑張れない親なんていないのです。

我が家の場合、子供は2人ですが、教育費を貯めると決意したその日から、支出の見直しと、仕事に集中して教育費の準備を始めました。子供のための「教育費」なので、不思議と、節約や仕事に対するストレスはありません。これまであまり貯められていなかったお金が、「子供のための教育費を貯める」という、ある意味「清くて純粋な目標」を持つと、不思議とストレスなく貯められるようになりました

これから教育費を貯めるあなたに、あなたの子供のために必要な教育費貯蓄額」を示します。その貯蓄額に向かって貯めるのです!かならず貯められると信じて!!子供の教育は、家族みんなで行う人生のビックプロジェクトです。親の経済的なサポートと子供自身が「自分の人生をどうしたいのか?」、「なぜ勉強するのか?」、「なぜ大学に行くのか?」を考え、気づき、自分のために学べば、子供の未来は明るく輝くでしょう。それをサポートするために私たち親は「教育費」と貯めるのです。

幼稚園から大学までの教育費総額

子供が、幼稚園から4年生大学を卒業するまでの教育費がどのくらいかかるか皆さん知っていますか?この項目で気付いていただきたいのが
「教育費は高い!!すぐに準備をはじめないと!」ということです。本当は気付いてスタートしなければいけない状況なのに、気付けなければスタートできないのです。今日あなたはラッキーかもしれません。気付くことができたのですから。

次の表に「幼稚園から高等学校まで公立学校に進学」、大学は4年生大学で「国立大学、私立大学(理系)、私立大学(文系)」のいずれか、通学形態が「一人暮らし通学、自宅通学」のいずれかの場合の、日本の平均的な教育費をかけたときのそれぞれの総教育費を示します。

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 「教育費」のやっかいなところは、一番お金がかかるのが大学時の教育費で、子供が大学に合格するまでいくら必要かわからないということ、そして大学費用だけでも数百万円~1千万単位を大学の4年間で使うことになるので、庶民は事前準していかないと到底対応することができない。「教育費が高いことにできるだけ早く気が付かないと大変なことになる!」と言えます。足りないけれど、子供を大学に入れたい親心から、教育費貧乏、教育費破産、奨学金問題が生まれるのも分かります。

一方、こんなデータがあります。有名難関大学に合格した生徒の家庭は、奨学金(教育ローン)を借りる割合が少ないそうです。「もともと金持ちなんでしょう」という意見もあるかもしれないが、そうではない。難関大学を合格した子を持つ親は、長期的視点で準備していたのです。教育にも熱心だから難関大学を合格できたという見方もできるし、教育資金についても大学入学を見据えてしっかりと準備してきたので、奨学金という名のローンに手を付けるのは無駄なことをしなかったのです。

幼稚園から大学までの教育費の内訳

前項の表の教育費の総額を見ても、正直、実感が湧かないのではないでしょうか?高額な総額だけ見せられても、例えば子供が高校卒業までに教育費をいくら使って、大学入学までにいくらをどうやって貯めておかないといけないのかは分かりません。私がそうでした。そんな方のために、次に前項の表の教育費総額の内訳を示します。 

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今回は、教育費が最も安くなるであろう、幼稚園から高校卒業まで公立学校に進学するとい前提で検討しています。

高校までの教育費は、学校内の教育費、塾や習い事、自宅学習費などを含めた学校外の教育費を合わせた額が541万円。大学費用は、受験費用を30万円とおき、自宅通学の場合は4年間の生活費が292万円、一人暮らしの場合は、家を借りたり、家財を購入したりする初期費用を50万円として、4年で615万円使用する。ものすごい金額になる。授業料についてはそれぞれの進路で表のとおりとなる(私立大学費用は学校によって異なる)。

最も大学の教育費が安くなるのが、「国立大学自宅通学565万円」、高いのが、「私立大学(理系)一人暮しの1,167万円」。子供がどの大学に進学するかによって教育費は大きく変わる。そして、これは子供一人分だけの大学のみの教育費だ。

教育費の積立額を決める

ここからは、教育費が最も安い、「高校まで公立学校に進学し国立大学(自宅通学)」を想定した、教育費1,104万円をどうやってためるかを検討しまます。これを貯められなければ、子供に奨学金を借りてもらいローン破綻のリスクをとってもらうか、大学をあきらめてもらうという強い姿勢で教育費貯蓄に臨みたい。

我が家はそういった気持ちで子供2人分の教育費の準備に全力を注いでいます。子供を大学にやりたいと思っている、親は仲間です!一緒にがんばっていきましょう!!

お金を貯める裏技はありません。毎月いくら貯めれば、子供が高校を卒業するまで教育費541万円を使いつつ、国立大学(自宅通学)費用564万円を貯められるのか、合計1,104万円準備するための積立月額を検討します。

まずは積立期間ですが、教育費が高額なので、生まれてまもなくから教育費を積立て始めると仮定します。

ここでは、子供が生まれて初めてくる3月からとしましょう。積立が終わるのが大学入学前月の3月とすると、約18年積み立てることになり、積立期間は217ヶ月となります。次に、月々の積立額と年間積立額がわかる表を示します。

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今回の検討の、「国立大学自宅通学」の月々の積立額は5.1万円(子供1人分)、年間61.2万円積み立てることになります。長期間で積み立てているにも関わらずものすごい高額です。念のため書きますが、これは子供1人分の積立額です...…

そして、幼稚園から高校まで公立学校、国立大学自宅通学という、最も親孝行な安い教育費の場合なのです。それが5.1万円/月なのです。子供が2人なら10.2万円/月、3人なら、15.3万円です。子沢山の場合は、だれを大学に何人入れるか?誰かの大学をあきらめざるおえないレベルです。これが日本の教育制度の現実なのです。そもそも、教育費が平均的な年収の日本のサラリーマンにもあっていないと思えてなりません。

国立大学(自宅通学)の場合の教育費積立口座額推移

まだ話は終われません。これまでの情報を元に、教育費を貯蓄する計画を立てましょう。まずはかならず教育費用口座を1つ準備ください。そこから、ランドセルや制服、部活道具や学習塾費、チャレンジとかドリルとかの家庭内のすべての教育費を支出してください。そして月々5.1万円をこの口座に貯蓄していってください。

教育費を1口座で管理することで、教育費がしっかり貯蓄できているか?を一目で理解できるし、教育費を使いすぎていないかを把握するために教育費の収入、支出を管理することが重要です。ともすると教育費は、家庭内の支出の中で聖域になりがち、「子供の未来のためだからしょうがない」と思うのはどの親も同じですが、それでは最終目標の大学卒業という目的を達成できなくなる可能性があります。

世帯収入や、未来の収入の増減をある程度予想して効率の良い教育をするためにも教育費は一つの口座で管理してください。我が家の場合、子供2人の教育費を1口座で管理しています。

次に、作った教育費専用口座の貯蓄額推移を示します。「幼稚園から高校まで公立高校で541万円を支出し、国立大学を自宅通学で子供1人を卒業させた場合のあなたの教育費口座の推移です。」この表を使えばあなたの教育費貯蓄額が、今現在足りているのか一発で分かります。 見ていきましょう。

表の使い方の説明の前に、まずこのページを「ブックマーク」することをお勧めします!たまに自分の教育費貯蓄額が目標貯蓄額に対してどのくらいかを確認するためです。

例えば、あなたの子供が「幼稚園年少さんで今が2月」としましょう。この表からあなたは、次の4つのことが読み取れます。

①日本の親が使用する子供の平均的な教育費の月額
②日本の親が幼稚園年少さんの2月までに使用してきた平均的な教育費累積
③教育資金を月々5.1万円積立ててきた貯蓄累積額
④子供が幼稚園年少さんの2月に必要な教育費口座残高
を確認することができます。

あなたの子供が「幼稚園年少さんで今が2月」として、①~④の項目を確認すると次のように書いています。

①日本の親が使用する子供の平均的な教育費の月額
 学校内1.25万円、学校外0.5万円、合計1.75万円(幼稚園年少さんで2月時)
②日本の親が幼稚園年少さんの2月までに使用してきた平均的な教育費
 19.3万円
③教育資金を月々5.1万円積立ててきた貯蓄累積額
 244.8万円
④子供が幼稚園年少さんの2月に必要な教育費口座残高
 225.5万円
であることが分かります。

子供に教育費をかけがちになりますが幼稚園年少時は5,000円/月ほどしか教育費は一般的にかけていないので、自分の教育費とくらべてどうか?と検討できます。基本的には、一番右端に書いている教育費口座残高を維持できれば、子供1人を「国立大学自宅通学」で卒業させてやることができます。最終行の大学卒業の3月には口座残高が2.9万円になっています。こどもはしっかりと1,104万円の教育費を使用してくれるのです。汗!!

教育費貯蓄残高早見表!(子供の年齢(学年)に対する教育費口座貯蓄残高)

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もう少し分かりやすく具体的な事例として、我が家の場合について表を使ってみます。我が家は8歳と4歳の息子が2人で、今は【2月】ですから、表を見てみると。

小学校2年生(8歳)2月の教育資金口座残高 506.3万円
幼稚園年少(4歳)2月の教育資金口座残高 225.5万円
教育費口座に必用な教育費口座残高は合計731.8万円になります。

リアルな話をしますと、ここで私は教育費が全く足りていなりていないことに気が付いたのです!!!!!

今現在、我が家の教育費用の貯蓄額は、主に子供手当を貯金した200万円ほどですから、531.8万円も足りていないことが分かります。こうやってあなたの家庭でも、教育費の必要額の確認をすれば、いくら貯めないといけないのかが分ります。簡単ですので、いますぐ確認してください!あなたの教育費足りてますか?!!

まとめ

教育費が最も安いと言われる進路「幼稚園から高校まで公立学校、国立大学自宅通学」の場合でも、子供が0歳の3月から大学入学までの3月までの217カ月かけて積立てた場合でも、月々の積立額は5.1万円になる。

今回作成した教育費口座残高の早見表では、あなたが教育費貯蓄に目覚めたときに子供がすでに大きくなっていても、必要な教育費貯蓄残高が分かるようになっています。足りていなければ貯めるだけ!夫や妻、子供が大きければ子供と話し合いができるいいきっかけです。子供の将来のために一度教育費の検討をまじめにしてみてください。

そしてこの貯蓄方法は、子供が大学に入る4月には貯蓄が完了しているということに実は大きな意味があります。子供が大学に行っている4年間を調整期間として、教育費が足りない場合や、海外留学したい、大学院まで行きたいなどの教育費の増加にも対応できるように考えています。

Ans

子供の教育費は高いとは、親なら何となく聞いたことがあるはずですが、それを具体的な金額にまで、落とし込んで検討することは、ほとんどの家庭で行われていないのではないでしょうか。今回、子供の年齢(学年)に対する必要な教育費貯蓄額を示せたのでこれを活用してみなさんの教育費準備の役に立ててくれれば大変光栄です。クリオネ 

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